雑感

本年初Diary。あけおめことよろ! 今さらながらw

最近PCの春モデルの発表があいついでいる。今回の目玉の1つに「地デジ」対応、「ワンセグ」対応がある。
PCWatch - Qosmio G30
デジタルARENA - Qosmio G30
PCWatch - VAIO type T」

たしかに、パソコンでデジタル放送を楽しめるようになることは大きなメリットだ。

でも、デジタル放送のためにパソコンを新調するのは本末転倒だと思う。本来パソコンは多目的に使えるのが最大のメリットで、デジタル放送のチューナーを拡張してやればそれでよいはず。


そう考えると、「地デジ」や「ワンセグ」というのはあくまで「おまけ」的機能に過ぎない。それにしてはデジタル対応ということが大きく取り上げられている気がする。それは、他に目新しい機能向上がないから相対的に目立っているということなのかもしれない。


その時その時の流行りのデバイスをとりいれただけの新製品をマンネリっぽく出すのではなく、もっと基礎的な、もっとパソコン特有な部分を改善した真の新製品が出て欲しい。


具体的に考えてみる。
パソコンは台数の点ではかなり普及したが、日常生活の何割をPCとともに過ごしているかといえば、まだまだ少ないのではないか(もちろん仕事でパソコンを使うヒトは増えたに違いないが、それは除くとする)。パソコンは10年前、20年前に比べたら驚くほど速く、小さく、軽く、安くなったが、日常生活をともに過ごすデバイスとしては、至らない点が多々あるのではないか。その意味では携帯電話は一気に人々の生活に溶け込むことに成功した。しかし携帯には明らかな弱点もある。処理が遅い、画面が狭い、通信速度が遅い(←これは契約プランによるが^^;)など。その携帯をより快適に使用できるような、PDAライクな、ドックのようなパソコンがあっても良いと思う。欧米ではスマートフォンが普及しているが、日本には少ないのでそのあたりを埋めるデバイスが必要、ということと同じかもしれない。パソコンをもっと日常的なデバイスにする、ということは長時間使ってもらうということではなく、むしろ短時間かつ頻回に使ってもらうということだろう。携帯電話はまさにそのような形で日常生活に溶け込んでいる(一部のヘビーユーザーを除く)。一日に何時間も携帯で遊んでいるヒトでなくとも、携帯なしでは生活に支障が出ると答えるヒトは多いはずだ。

いずれにしても、「いわゆるパソコン」を越えて一歩踏み込んだ個性的なパソコンを考えるには、使用するシチュエーションをより具体的に考えてそこに溶け込むものを描き出さねばならない。